在日コリア・フェスティバルというコンサートに行って来ました。
パンフレットによると、「在日1世が愛唱した『故郷の春』などを
3世、4世が歌うことにより1世の精神文化を理解することになれば」
と、主催者から開催への想いが寄せられていました。
歌の数々はまさに昭和歌謡の響き。歌詞カードを読むと在日の方の
祖国を想う気持ちが伝わってきました。
2時間にわたるコンサートの締めくくりは、なななななんと!
鄭大世(チョン テセ)選手の登場!会場からは大きな歓声「おぉぉぉぉ」。
鄭大世選手は朝鮮民主主義人民共和国を44年ぶりにサッカー
ワールドカップに導いたサッカー選手。現在、川崎フロンターレの
フォワードとして活躍しています。
(鄭大世選手のお母さんはさっきまでステージで歌っていた
シャンソン歌手だったのです。これも驚き!)
ワールドカップ出場を決めたあの試合。日本人の私でも興奮と感動を
憶えました。泥臭いまでにボールを追い、相手に点を取られまいと、
選手たちが走る走る走る。試合終了のホイッスルと同時に選手たちは
喜びを爆発させていました。
この試合の後に鄭大世選手を応援する家族のドキュメンタリーをやって
いたのですが、鄭大世選手のご実家に在日の方たちが大挙して、声を
張り上げて応援していました。鄭大世選手は在日の方の希望を一身に
受け止めてフィールドを走り回っていたのだな、と思いました。
コンサートが終わって、ちゃっかりサインと握手を求め、さらにコリア
事業でやっている絵画展の案内をしてきました。
(鄭選手のサインと絵画展のチラシを持つ筆者)
「絵画展を10月に開くのですが、その頃何をしていますか?」
「うーん、たぶんサッカーしています。」
興奮のあまり変な(?)質問をしてしまいましたが、そりゃそうですね、
サッカー選手だもの。
やっぱり絵やスポーツは軽々と国境を越えて、人に感動を与えるものなんだ
なぁと感じました。
皆さんもこの10月に開かれる「南北コリアと日本のともだち展」にぜひお越し
ください!朝鮮民主主義人民共和国と韓国、そして日本の子どもたちが描いた
絵による交流です。なかなか知ることのできない隣国に住む子どもたちの等身
大の姿を感じて欲しいと思います。
下田寛典(タイ事業担当)
この活動への寄付を受け付けています!
今、日本全国で約2,000人の方がマンスリー募金でご協力くださっています。月500円からの支援に、ぜひご参加ください。
郵便局に備え付けの振込用紙をご利用ください。
口座番号: 00190-9-27495
加入者名: JVC東京事務所
※振込用紙の通信欄に、支援したい活動名や国名をお書きください(「カンボジアの支援」など)。
※手数料のご負担をお願いしております。
JVCは認定NPO法人です。ご寄付により控除を受けられます(1万円の募金で3,200円が還付されます)。所得税控除に加え、東京・神奈川の方は住民税の控除も。詳しくはこちらをご覧ください。
遺産/遺贈寄付も受け付けています。詳しくはこちらのページをご覧ください。