みなさん、今年の夏休みのご予定は?
わたしは週末、運転のできるスタッフに車を出してもらい、新潟に出かけました。
先月なんと2年ぶりくらいに事務所に立ち寄ってくださった会員さん(塩沢のお寺さんです)が「遊びにきてよ」とおっしゃっていたのに悪乗り?して、思い立ったが吉日とばかり、前日に電話をしてお寺に一泊させていただき、翌朝は十日町市・津南町で開催されている「越後妻有アートトリエンナーレ」に向かいました。
「大地の芸術祭」と銘打っているとおり、田圃の真ん中に、廃校や空き家に、道の脇に、200以上の作品が点在しています。地元のみなさんがボランティアとして案内役をされており、「アートを通じてまちやむらを盛りたてていこう!」とする暖かさが伝わってきます。車窓の両脇に見える青々とした田んぼ、特に棚田の美しいこと!

と、前置きが長くなりましたが、今回の目的は、絵本作家・田島征三さんの手がけた「学校はカラッポにならない」の見学です。2006年に生徒のいなくなってしまった真田小学校がまるごと美術館になっていて、そこでは、子どもたちがいなくなっても、学校にすみついている妖怪たちが・・・

流木を着色し組み合わせることで生まれた、ダイナミックなイキモノ(人も妖怪も)たちが、壁を突き破り、体育館を満杯にしてうごめいています。圧巻です。(この「動く」しくみにも、ヒミツがあります)
すてきなカフェも併設されており、地元の畑でうまれた夏野菜たちがおいしいランチになって登場。一日いても飽きないような、ほんとうにステキな空間です。


トリエンナーレの作品が見られるのは山間の集落などがほとんどですが、十日町駅などからバスも出ています。夏休みのお出かけに、おすすめです。大きな地震や過疎といったイメージの地域でしたが、たくさんの人が訪れ、地元の人たちが暖かくもてなしてくださる様子に、元気をもらってきました。

この大仕事(実はまだ製作中!)を終えるか終えないかのうちに、今月中旬には「南北コリアと日本のともだち展」のメンバーといっしょに、ピョンヤンに行ってくださる予定のたしまさん(左端)です。
(会員担当:テラニシ)
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