JVC東京事務所では、毎年インターンを受け入れています。NGOの実際の仕事を体験できるとともに、スタッフやボランティアさん、他のインターンや他団体の方々などさまざまな人と出会える場でもあります。
そしてこの時期は、NGOとは何か、JVCとはどんな目的をもって何を考えている団体なのか、現地でどんな活動をしているのかなどを、スタッフから新しいインターンに伝える「オリエンテーション」を集中的に実施する時期でもあります。
この写真は、先日行われた事務局長の清水(左から2人目)のオリエンテーションの様子。約30年前のJVCの生い立ちから始まって、NGOという立場で活動するに当たってどんなことをポイントにしているのか、そもそもNGOの活動とはどのように始まるのか&どうあるべきなのか、活動資金をどのように得るべきなのか、政府との関係をどう考えるかなどなど、広い分野にわたった話がされています。
参加したパレスチナ事業インターンのSさんの感想:「NGOという組織の中で活動するにあたって大切なことは、活動の目的・意義を見失わないために、常にそれについて自分自身に問い続けること、だと清水さんは言いました。これからJVCを通してパレスチナと関わっていく上で、自分がどのような意思をどのように注ぎ込んでいけるか、それを常に問い続けながらインターンの活動に取り組んでいきたいと感じました」
つづいてこちらは、カンボジア事業担当の島村(左から3人目)からのオリエンテーション。東南アジア方面に強い旅行会社での勤務経験があり、カンボジア駐在もこなしてきた彼からは、カンボジアのさまざまな側面に関する話がありました。
参加した広報インターンTさんの感想:「カンボジアでは、環境問題、急速な開発、地形や気候による農業の問題など様々な要因が絡まりあって、貧困下にある人々はいつまでもその貧困から抜け出せない貧富の二極化の構造が顕著に現れていると感じました。その不利な環境の中でJVCでは効率的に農業を行う様々な方法を提案しており、特に栄養バランスなどで競い合う料理コンテストの開催は人々の関心を集めやすく、画期的なプロジェクトだと思いました」
このふたつのほかにも、活動国の多いJVCのこと、各国事業スタッフからのオリエンテーションが今後も連続して予定されています。それぞれの活動地や援助の世界に対して造詣の深いスタッフからのオリエンテーションをまとめて、しかも無料で受けられるのは、実はちょっと贅沢なこと。これらの内容を、ぜひ自分たちの知識としてくれればと思います。
(...と書いてインターンにプレッシャーをかけておく)
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