2018年1月~6月 南スーダン現地レポートの記事一覧

前回、農具の選定などについてご紹介しました。
今回はその配布や管理についての女性たちとの話合いについてご紹介したいと思います。

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家庭菜園を持っている家族のリストづくり

3月、マンガテンキャンプ①を訪問すると、キャンプリーダーのピーターさんが深刻な顔つきで「水、食料、医療、どれも足りなくて困っている」と話しかけてきました。給水と医療は、これまで支援を行っていた団体が活動を終了して引き上げてしまっています。

その一方で、国の北部で12月から1月にかけて起きた戦闘で家を追われた人たちがトラックに乗せられてジュバに到着、このキャンプとその周辺で避難生活を始めたそうです。NGOが調査を行ったようですが、具体的な支援はまだ何もありません。

そんなわけで、ピーターさんは私たちに「給水や食料の支援をしてくれないか」と尋ねてきたわけです。しかし今回はそうした支援を計画しているわけではなく、予算もありません。正直にそう伝えて、前回、昨年11月に訪問した時の女性たちとの話し合いに従って、家庭菜園づくりのための農具や灌漑用具を支援する、と説明しました。

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キャンプ①には、難民キャンプの子どもたちのために設立された小学校があります。

トタン板の屋根に竹材の壁という教室で、入学前の幼稚園クラスから5年生まで、計6クラスが運営されています。1月に先生と協力してキャンプ内の家庭を訪問し、通学していなかった子どもも含めて300名の児童名簿を作成しました。そして2月にノート、鉛筆・ペン、消しゴムなどの学用品を配布しました。

写真は今年2月に配布したときの様子です。

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JVCは現在、南スーダン、首都ジュバ郊外の「マンガテン国内避難民キャンプ」で活動を続けています。

現在は治安などの問題から現地事務所に日本人職員は駐在していませんが、 現地の南スーダン人スタッフと連絡を取り、そして日本からの出張も繰り返しながら 事業を継続しています。

今回は、2018年1~6月の活動の様子をお伝えします。

マンガテン国内避難民キャンプとは...

マンガテンは、ジュバ市内の西北に位置するムヌキ地区の北側に位置します。
2013年12月に勃発した大統領と副大統領派の内戦により、 この地域に南スーダン各地から避難民が流入したため、2015年に難民キャンプとして設立されました。

キャンプは①と②の2つに分かれており、両方あわせて約600世帯が居住しています。

マンガテン難民キャンプでの2018年1~6月の活動

この3回に分けてご紹介したいと思います。