ラタンは籐カゴ、籐椅子といったかたちで手工芸品や家具になることはみなさんご存知のとおりですが、若芽は食用になり、市場に売ることもできますので、重宝な植物です。2011年にラタン(籐)の研修を行ったS村。中でも東北タイに研修に行ったTさんは、熱心にラタンを発芽させ、何百というラタンを植えていました。先日S村を訪れた際にラタンの話になり、村長によるとTさんは今も他の人に自分が学んだことを教えているとのこと。
彼のラタン畑に行ってみて、「見事だねえ」などと話していると、Tさんがやってきました。偶然と言えばそのとおりですが、Tさんが働きものであることを考えると根拠のある偶然でしょうか。「僕のラタンを見て、教えてくれと言われたからね。10家族近くに教えたよ。教えるって言っても、ようはやって見せるってことだけどね。やって見せれば分かるでしょう」とTさん。その通りですし、JVCが村人から村人への拡がりとして期待しているのはそういうことです。