魚保護地区の先行事例の視察でセコン県を訪れたときのこと。参加した村人の多くはブルー族の人たちでしたが、訪問先はまた別の少数民族の人たちでした。面白かったのは、ブルー族の参加者たちが、訪問先の村人に「ご飯はなんて言うの?」「牛はなんて言うの?」と盛んに聞いていたことです。そして教わるたびにとてもうれしそうでした。
普段は多数派の言葉であり公用語でもあるラオス語との対比の中で「犬はブルー語でなんて言うの?」と聞かれることはあっても、逆はあまりないのでしょうか。そう言えば私も村の人に「アレはお前のとこの言葉ではなんて言う?」などと聞かれ「牛」と答えると「ウシッ、ウシッ」と楽しそうに繰り返すことが度々あります。
ある村長は、その後村に訪れた際に「まだ覚えているよ」と言っていくつか教えてくれました。そう言えば村長、特に熱心でノートにメモしていたものなあ。