ラオスでは4月に新年を迎えます。仏歴を使っているため日本とはカレンダーがかなり違います。ラオスだけでなくお隣のタイ、カンボジア、ミャンマーもやはりこの時期に新年を迎えます。「あけましておめでとう」は「ピーマイラオ」といい、「ピー」は"年"、「マイ」は"新"の意味です。
「マイ」と言えば、私の名前と同じです。私はラオス語で「新しい」という意味なので「新しい人」ということで覚えてもらいやすいです。
さて、新年と言えば何をするのかと言うと"水掛け"をし皆で飲食をして祝います。ピーマイは別名「水掛祭り」とも称されます。昨年の悪いことを洗い流し、新年を迎える、という訳です。寺院では仏像にお水をかけています。また、家族でお祝いする際は、子供は両親の前にひざま付き、水をそっと両親の手にかけます。すると両親は祝福の手で頭をなでます。
ここまでは神聖な儀式のようですが、本番はこれから。
街中に出れば、道沿い至るところに水タンクを出して水を一杯入れバケツやホースで通行人、通行車誰かれかまわず水を思いっきりぶっかけるのです。道路も人も物も水浸しです。なので、財布や携帯を守るため専用(?)の袋に入れて首にかけて持ち歩き、さらに携帯電話をラップで巻きます。
私は自転車ユーザーですが水の勢いで道路に押されて車に轢かれるのではないかと恐れながら走行しました。また、ここぞとばかりに「温和」なイメージのラオス人も我を忘れたように騒ぎまくります。やっぱり道沿いに巨大なスピーカーを出し、大音量で音楽をかけて踊ります。家では昼からお酒を飲み交わして大はしゃぎです。このため、飲酒運転が激増し、交通事故が頻発します。
お店は当然皆閉めてしまい、あわや食料難民でした。どこか開いているところはないかと散策しましたが、びしょ濡れ無収穫で家に逃げ帰ることしかできませんでした。何とか近くに住むスタッフに食べ物を恵んでもらってしのいだのでした。
この時期にラオスにお越しの際はお気をつけください。ラオスの違う側面が見れる機会でもあります。