JVCの稲作技術支援は水田向けのものだが、対象村の一部の村人にとって水田での稲作と同様に大切なのが、移動式耕作(焼畑農業)による山地での混栽。水田のように一ヶ所でお米ばかりを育てるのではなく、芋をはじめとした様々な作物を植えている。
先日魚の養殖研修である村を訪れた際のこと。実地研修を行った池の周りは焼畑地。小用をと思い席を外したのだが、すみっこに行くまでアチコチにヒョコヒョコと芽が出ているため、歩くのに注意が要る。また、土壌には肥料になるとはいえ、直接作物に尿がかかるのは気が引けるので、場所の選定に時間がかかる。アチコチで様々な種類の食べ物が育つなんて、これはなかなか収穫が楽しそう?などと思ったが、準備は大変だろう。森林に負荷をかけすぎない持続的な焼畑農業を行うためには、村人にとって十分な耕作地があることが条件となる。