村に泊まったとき、ラオスの朝は「トンッ、トンッ」と「シャーシャーシャー」で始まる。朝食の米を用意する女性たちが出す音だ。前者は精米と言うべきか、糠を米から分離させる作業。
後者はそれをザルに載せてふるいにかけ、白米だけを残す作業。落ちた糠は写真にも写っているように、鶏などのエサになる。朝もやの中、「トンッ、トンッ」と「シャーシャーシャー」が各家から聞こえてくる、なかなか味のある目覚め。ちなみにふるいにかけて糠だけを落とす作業は難しく、「男性はできない」とされている。いやいや、やらんだけでしょう、と挑戦してみたいのだが、少なくともはじめは米を地面に撒き散らすことになるのが目に見えているため、挑戦できないのです。

