ラオスの農村には子どもが多い。先日も、3日前に生まれたのばかりなのよ、というような赤ちゃんを3日で2人見た。農村の女性は忙しい。朝から水汲みやら家畜の世話やら、仕事が沢山。新生児は別だろうが、ある程度経つと、子どもたちがおばあちゃんと一緒にいる光景をよく見かける。
広井良典さんの「死生観を問い直す」に、人間は他の動物に比べて生殖期の前後(子どもの時間と老人の時間)が長く、それこそが人間を文化的たらしてめいる、といったことが書かれていた。生殖期の人間である親が外で生産活動にいそしむ間、子どもは老人は触れ合う時間を長く持ち、そこで様々なことを教わる。
今の日本のような高齢化社会では、老人と言われる人々の多くが仕事に趣味にと元気な老後を送っておられ、孫の世話ばかりしているわけではない。いっぽうラオスの人たちは、これまでもこうしてきたし、これからもこうしていく…のだろうか?やはり変わるのだろうか?分からないが、ラオスらしい感じ(ってどんな感じ?)は残していって欲しいな、などと、外部者特有の勝手な想いをつい抱いてしまう次第なのです。
