SRI(幼苗1本植え)は、苗齢30日程度の苗を何本かまとめて植えるのがラオスの通常の田植えの仕方であるのに対して、苗齢15〜20日程度の苗を1本ずつ間隔を空けて植えるという村人にとって新しい方法。興味を持っている人は少なくないが、多くの村人にとって失敗する余裕はなく、「他の人がやってうまくいくようならやる」という姿勢の人もまた少なくない。自然、各村に1人でも2人でも挑戦する人がいれば、そこから拡げていくというアプローチを取ることになる。天候不順で心配していた今年のSRI生育状況だが、既報の通りなかなか良い田も多く、良い収穫が期待できそう。
ある村でSRI田を見ていると、そこに「いやーSRIいいねー、気に入った」と別の村人が。あれ?あなたSRI実践者リストにはいないけど…どうも名乗りを上げずにやってみて、うまくいったので名乗りを上げてきた模様。実は他の村でも、SRIで田植え後しばらくは生育状況が悪く、周囲に田を持つ村人に笑われ、少し後悔したという村人もいた(最終的にはよく育ち満足している)。新しいことを試すことには、我々が思う以上に色々な意味でのハードルがあるのだなあ、と感じました。
