修理のためパイプを次々抜いていくが、一番下のパイプがついてこない。遥か下にあるようだ。これはさすがに困ったなあ…と困惑しているのは私だけ。村人はやおらそのへんの道具類を集め、紐を用意し、釣りの仕掛けのようなものを作ってしまう。重りとなる工具を巻いているのは竹紐だ。
これをスルスルと穴から落とし、探り釣りをする。しばしののち、「かかったかかった」との声とともに引き上げると、パイプが付いてくる。
実地訓練後に研修振り返りを行い、挨拶した際に「いやー、アレには驚きました」と言うと村人たちも笑っていた。個人的に人一倍不器用なせいもあるが、「ああ、トラブルがあっても創意工夫で乗り切れるもんなんだなあ」と勉強させてもらっている次第。


