(前回から続く)今回のバーシーの場合、豚を一頭潰して、その血を怪我をした郡担当官の患部と、家の入り口に塗るとのこと。豚を潰す時点であまり仏教的とは言えないだろう。そもそもこの村はブルー族の村で、一般にはブルー族では多数派の低地ラオ族と比べて仏教よりも精霊信仰の比重が高いと言う。そう言えばこの村に寺はない。果たして執り行うのは元僧侶なのか、また別の人なのか。
そして、今回のバーシーは厄除けだろうが、家の厄除けでもあり落ちた担当官の厄除けでもあるのか。また、私にとってはバーシーと言えば白い糸で、送別なら去る人の健康と幸せを祈りながら、みなが次々と手首に白い糸を巻くので、去る人はバンテージを巻いた格闘技の選手のような手首になるのだが、今回も豚を潰したあとこれをやるのか。初のブルー族主催バーシーに疑問は尽きません。 (この項続く:すいませんまだ村に出発してません)
