ある日対象村に向かう車の中での、ラオス政府役人との会話。
「日本は豊かだから貧しい人はあまりいないだろう」
「うーん、でも路上で生活している人もいますね」
「なぜそんなことになってしまうんだい?それに親戚はなにしているだ?」
「うーん、物価も高いし、仕事を失うといっぺんに難しい状況に陥ってしまったりするんですよ。ラオスとは親戚付き合いのあり方も違って…それにラオスよりも子どもが少なくて、親戚の数も少ないし」
「仕事がなくて親戚もいないというのなら、田舎に行って小屋を立ててなにか作物なりを育てたり、森から取ってきたりすれば生きられるだろう」
「いやー、日本では色々法律とか厳しくて、田舎でもそのへんに小屋を建てるわけには…それに、ほとんどの人がなんらかのかたちで農業の経験があるラオスと違って、会社などで働いている人が多くて、急に農業というわけには…」
「うーん、そうなのか(いまいち納得できないご様子)」
「うーん、そうなんですよ(説明してるうちにこっちも納得いかないような気持ちに)」
