ラムの奏者である虫明さんと村入り。ホアイタート村はJVCの対象村で唯一、ケーンと呼ばれるラオスの伝統楽器を作っている。カムアンと言えば、ラムマハサイ。村人はびっくりするくらい大きな手作りのケーンと笛、透き通るような歌声を聞かせてくれた。驚くことに、この村のほとんどの男性はケーンを吹くことができる。「9歳の戦争の頃から自分は吹いていたんだ。戦争中は、兵隊のために演奏を聞かせた」というおじさんがたくさんいた。そして、その人たちの平均年齢は既に40後半にさしかかり、その子供、孫でケーンや歌のできるものはいなくなっている。村にある竹(マイヒア)で作った手作りのケーンに乗せて村人が即興で作る歌(ラム)からは村人が長年培ってきた暮らしとそこに根ざした文化を感じることができる。