JVC森林チームのトゥイ、ビリー、賀川さんとブラパー郡入り。ブラパーはベトナムとの国境沿いに位置し、カムアン県の中でも政府の貧困地域に指定されている地域だ。ブラパーには郡が営業するゲストハウスが一つだけあり、そこへ宿泊することになった。村へ泊まる案もあったけれど、村は今水が不足しており、よそ者が使用するだけの水がないらしい。こんな山奥に来る外国人は誰もいないんだろうと思いきや、実はつい最近まで、ここはアメリカ人で溢れていたらしい。何でも、アメリカ軍(?)が2機のヘリコプターでブラパーに直接乗り付け、ベトナム戦争でこの地で戦死した元米軍兵士の骨を拾い集めていたという。朝食を食べたマーケットのうどん屋のおばちゃんは、「日本人はラオスに来ても何でも食べれるからいいね。アメリカ人はここに来ても、日用雑貨から、食べ物から全部アメリカから運んでくるから、外国人が来てもちっとも売上が上がりやしない」と文句を言っていた。
アメリカがラオスで戦争があったことを正式に認めたのがつい数年前。やっぱりラオスで戦争はあったのだと今更ながら、実感する。このようなニュースが、CNNやNHK、ラオスのローカルニュースにも流れないのは何とも残念だ。