今日は東京農工大の乾さんと村に入ったのだが、なぜ村人自身が過剰に木材伐採をするようになったのか、という問いに対して、村人が興味深い答えをしていた。
要約すれば、1985年以前は、木が金になるという発想はほとんどなく、家の建材に使われる程度であった。ところが、外貨獲得のために、国営企業(ここではBPKP)が木材伐採を推進しはじめ、85年ごろから、この地域でも木材伐採が盛んになってきた。村人も、この勢いに乗じて、大径木を伐出して売るようになった。
つまり、政策的に作り出された市場のインセンティブによって、森林は減少してきたのだという。
巨大な利権がうごめく木材取引をコントロールすることは容易ではないだろう。しかし、違法伐採や貿易構造・市場に注目して、木材取引に関する国際条約や二国間条約をターゲットに森林保全のアプローチしているFoEJのような活動の重要性を、今日は改めて感じることとなった。
発想は地面から来るべきであるが、地面を舐めるような活動だけでは、世界は変わらない。