昨晩、一睡もできなかった。太陽が黄色い。
20代前半。戦う理由が見つからないので、いつも焦っていた。自由になる時間をもてあまし、ぼーっとしていると、じわじわと冷たく乾いた孤独が入り込んでくるので、とにかく何にでも首を突っ込み、いつでも誰かとどこかで会って話していた。自分の未熟とうまく向き合えず、何にだってなれると夢想していた。そんなあほで不器用な自分を知ってるから、学生時代に戻りたいなんて絶対おもわない。
時が過ぎて今。自分の動かせない立ち位置ができてきた。事情だって少しつづだけど、わかってきている。苦い薬も何度か飲んだ。戦う理由だって、ないわけではない。
なんだけど、次のステップを模索する段階になって、自分は今また、ものすごい不安定な状況になりつつある。それはまるで、あの学生自体と変わらない状況なのだ。苦い。あまりに苦い。シグナルはいくつか出ている。人との距離感をうまく嗅ぎ取ることができない。楽しい場面で笑うことができず、クールで冷ややかで傲慢な自分がもたげてくる。また、あのとてつもなく遠い夜明けを待たなければならないのかとおもうと、眠れなくなる。
この時期をしっかり乗りきりたい。だから、お願いだから、その手をしっかり握って離さないでほしい。