以前にも書いたけど、自分はまだ学籍が残っている大学院生。ここ数年は、NGO活動のほうにハマりすぎてしまい、学術研究のほうは停止している。
残念ながら、農村をフィールドとした学術研究は、その研究成果を直接農村に還元することはほとんど不可能であるとおもう。自分はそのストレスから、NGO活動に進んでしまったのだが、では、学術研究は当該社会になにも還元しないかというと、そういうわけではない。
学術研究のひとつの特徴は、その「客観」的実証性にある。学術研究が、本当に「客観」性を保てるのかどうか、という議論はあるのだが、実証性にもとづく「事実」を導くことができる。そして、「国際」とか「国」といったマクロの社会の意思決定では、おおむねのそのような実証研究によって導きだされた「事実」にもとづいて行われ、むしろ村や世帯という単位から語られる意見などは、「客観的でない」「科学的でない」といったような理由で、無視されることが多い。
かくして学術研究は世を動かす力となりうる。学生や研究者の皆様、ぜひ自信をもって世に開かれた学問を追及してほしい。