あまりのことに、今日やるべき仕事をふたつ忘れてしまったほどだった。
薄暗い事務所から出ると、外の陽気に身体が暖かく包まれたので、思わず立ちすくんでしまった。冷静を努めつづけて、ぎこちなく凝り固まったものが、このまま融けてなくなってくれるんじゃないかと、そんな期待すらあった。
日が沈んで、暮色蒼然となったメコンは、すべてを飲み込むがごとき力強さと静謐をもって、悠久の時を刻みながら、今日も流れつづける。静かだ。静かすぎる。
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あまりのことに、今日やるべき仕事をふたつ忘れてしまったほどだった。
薄暗い事務所から出ると、外の陽気に身体が暖かく包まれたので、思わず立ちすくんでしまった。冷静を努めつづけて、ぎこちなく凝り固まったものが、このまま融けてなくなってくれるんじゃないかと、そんな期待すらあった。
日が沈んで、暮色蒼然となったメコンは、すべてを飲み込むがごとき力強さと静謐をもって、悠久の時を刻みながら、今日も流れつづける。静かだ。静かすぎる。