12月1日(水)読書三昧
今日も39度をマークし、寝るか、読むか、の生活。宮部みゆきの「理由」、横山秀夫の「半落ち」を読破。どちらもミステリー業界の話題作。しかし、昨日読んだ「火車」が、圧倒的だったせいか、まさに両方とも「半落ち」。
宮部みゆきの人物描写は圧巻だし、またそれをルポルタージュ形式で書くという彼女の器用さには恐れ入る。ただ、ミステリーという形を借りた社会派小説という読後感が強すぎて、素直に楽しめない。
横山氏の「半落ち」は、この宮部みゆき2冊を読んだあとだったせいか、犯罪者も追跡する側も、人物の心理描写がシンプルすぎて物足りない。最近、この手のわかりやすい人間愛モノには、しらじらしさが鼻についてしまう。直木賞の最終候補に残るほどの作品であったとすれば、謎解きの事実関係にケチをつけた林真理子は問題外として、参考までにその論評をぜひ読んでみたい。