ティム・オブライエンの「世界のすべての7月」を読み終える。ビエンチャン行きの車の中でじっくり読もうとおもってたのに、待ちきれず読了。村上春樹、こんなセリフに訳せるあなたは、アメリカ人か?
自分も若い頃は未来形の中にしか生きていなかったし、歳を重ねさえすれば、いずれ賢智を得るという全く不合理な妄想もあった。でも、目をそらさずに過去を凝視すると、そこにはいつも混迷と沈殿と虚構があって、消去できない蓄積が、人をますます孤独にしていくことに、おぼろげながら気づき始めている。これが賢くなるということなんだろうか。