おっちーにもってきてもらった、私の師匠の井上先生の近著に目を通す。終章に書いてあったような世界は自分の理想でもあり、それを、このラオスで実現するために奮闘しているということは間違いない。
でも、この世界はおそろしいほど拝金主義的なロジックで動いているし、一見、構造的にみえるが、実はおかしなぐらい個人的な利得で大きなことが決まったりすることもある。そうやって決定される大きなモメンタムにかき消されそうになる村人の小さな声を伝えていく自分の仕事は、まるで、もぐらたたきゲームのようだ。ゲームオーバーを迎えるまで、次から次へと出てくるもぐらを、時には自分がたたかれながら、たたき続けなればならないとすれば、このゲームを終えるのに、あといったい何年私はここで働かなければならないのだろう。
そんな嘆きをしたくなる事件が、今日ありました。