「軍隊駐留」の報に村人動く
国道13号線沿いにあるB村では、土地をめぐる問題が絶えません。
B村は、1996年にJVCとともに「土地・森林委譲」を行い、以来、村内の土地・森林委譲委員会のメンバーや森林ボランティアが、土地や森林をめぐる問題に幾度も対応してきました。数ヶ月前には、村の共有林の大部分が軍用地として利用される計画が浮上しました。
村内を案内する人々「村の森がどうなっていくのか?」と、村の人達は何度も県農林局を訪ねて来ました。トラックを乗り継いで数十キロ離れた町までやってきては、「管轄が違う」と断られ、行政をたらい回しにされ、それでもくじけず、事態改善のため訪問し続けました。幸いにも、最終的に、軍がこの村へ移転してくる話は様々な条件が合わないことから取りやめとなっています。
軍の話は無くなったものの、、、
いつまで使えるか分かっていない田畑しかし、新たな問題が持ち上がっているという話が再び届き、状況確認のために村を訪問しました。軍が移転してくる話はなくなりましたが、予定されていたエリア(約360ha)に別の利用計画が出ており、エリア内に住む十数軒の世帯が、田畑作業も思うようにできない、とのこと。
「家や田畑を離れなくてはならないのか?いつか?どこへ行けばいいのか?」村人の不安に対して、新たな田畑の開拓、家建設は止められたまま。詳しい情報は未だに説明されていません。
新たな土地利用計画で、村人の家の建設は止まっている次々と沸き起こる開発の問題。
B村では、ほかにも様々な開発にまつわる問題があります。ゴム植林会社に村の一部の土地利用を同意したものの、代償としての学校がまだ建設されていないこと、製材会社が村の森を利用する際に代償として支払われるはずだった伝統行事費用の未払い。研究機関施設の建設計画、近隣村との合併、町に近く、国道道路に近いため、多くの問題が持ち上がっています。
誰か、声を聞いて欲しい
この日、JVCスタッフは、どことどんな話しをする必要があるかなどを土地森林委譲委員会のメンバーと確認し合いました。後から後から絶え間なくやって来る土地問題を抱えながらも、村の人たちはこの日、「私たちのことをいつも気にかけてくれて、ありがとう」と帰り際に言ってくれた言葉が忘れられません。
灌漑があるB村では乾季作の田植えの時期