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「羊の肉が好き」から始まったボランティア活動

JVC アフガニスタンボランティアチーム 福西 浩樹
2020年3月18日 更新

こんにちは、昨年末からアフガニスタン・ボランティアチームに参加させて頂いている福西です。今回は自分とボランティアチームとの関わり、そしてチームの活動について紹介させて頂きます。

そもそものボランティアチームとの出会いは、自分が「羊の肉が好き」という理由から、中央アジア・中東・南アジアの食に興味があり、そこからこの地域全体に興味を持ったということがあります。しかしその丁度ど真ん中に位置するアフガニスタンについては、長らく紛争状態らしいという以外にあまり情報が無いという状況でした。

そんな中、昨年11月に現地の料理を食べながらJVCアフガニスタン事業のお話を聞くことができるイベントがあり、これまで知ることのできなかった詳細状況に触れたことで「この地域をもっと知りたい」と思うようになりました。丁度翌週には現地スタッフ来日などイベントが続いていたことから続けて参加するうちに「ボランティアチームというものがありますよ」と教えて頂き、足を踏み入れることになった訳です。

11月のイベントにて11月のイベントにて

さてボランティアチームの活動ですが、自分が参加してきたこれまでのところでは月に1~2回程度集まり、忘年会(食事会)・勉強会・映画鑑賞が行われてきました。いずれも共通するテーマはアフガニスタンという地域の理解です。書籍から学ぶことは勿論、映画で描かれる風景であったり、人々の生活や人間模様、そして何を食べているのかなど。1つの地域を学ぶにはいろいろな方面からのアプローチがあるものです。

集まりには、アフガニスタン事業担当の加藤さんに加え、かつてアフガニスタンに行ったことがある方、アフガニスタン関連のビジネスを考えている方、地域研究をされている方などもいて、基礎的なことから詳しいことまでいろいろとフランクに教えて頂けるので、非常に楽しく学びになります。

ほとんどのメンバーは仕事のあと、JVC事務所で集まっていますほとんどのメンバーは仕事のあと、JVC事務所で集まっています

アフガニスタンは、ニュースでよく見られる物騒な話題以外には殆ど情報が無いという方が一般的だと思われ、現に私もそうでした。その意味ではこのチームの活動の中で知ることは基礎的な内容であっても自分にとっては新しく知ることばかり。点でしか知らなかったことが線に面になりつつあるのを感じています。

ボランティアというとすぐに「作業を手伝う」とか「寄付を集める」とか「情報を発信する」というイメージを持っていましたが(そういうことも行う時があるそうですが)、思えばこの地域にいるのはどんな人々で、どんな生活をし、今何が起きていて、そもそもどうしてそんなことが起きてしまうに至ったのか。まずは自分が正しく知り、正しく伝えられるようになることこそ第一歩ですね。今後も正しく知ることを重ね、いずれ貢献に繋がる活動に向かっていければと思います。