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アフガニスタンにて市民による平和ワークショップ開催!

-戦闘地域の住民を招いての経験交流-
アフガニスタン事業現地統括 小野山 亮
2018年4月19日 更新

アフガニスタンでは、暴力や銃が身近にあふれている環境に対抗し、家庭や地域での争いをどう解決するかをJVC活動地域の住民同士で学び合う活動、ピースアクションを行ってきました。3月14日、活動を広げていく新しい試みとして、JVC活動地域外の、実際に激しい戦闘が行われている5地域の住民を招き、経験交流を行うワークショップを開催しました!50名ほどが参加してくれました。

各地域の村からの参加者たち。この会に参加するために、集まってくれました。各地域の村からの参加者たち。この会に参加するために、集まってくれました。

これらの地域は、政府軍・米軍、武装勢力の「タリバン」、「IS」を名乗る勢力の三者が入り乱れて、お互いに激しい戦闘を続けている、非常に治安状況が悪い地域です。一般市民の犠牲者も多く、地域を離れて都市部に出てきている人たちも多数います。こうした地域との経験交流は治安状況もありなかなか難しく、とても画期的なものです。

私たち日本人スタッフも、会場とスカイプでつなぎ、生中継でワークショップの様子を確認することができました!治安状況に鑑み、現地渡航が難しい中、現地の活動にこうした形で参加するのはとてもうれしく、現地スタッフとのチームワークも高まったような気がします。

準備の様子を生中継。現地‐日本人スタッフ間でやり取り(微笑ましい)準備の様子を生中継。現地‐日本人スタッフ間でやり取り(微笑ましい)
東京事務所から見守る、アフガン事業担当の日本人スタッフ東京事務所から見守る、アフガン事業担当の日本人スタッフ

ワークショップでは、JVC活動地の住民がJVCと協働してきた地域保健や教育の活動を通じて、どのように地域の安定や結束を行ってきたか、また、新たな平和と非暴力の学び合いの活動をどのように行っているかが、JVCスタッフ、活動地の住民たちによって、またこれらを紹介するために作成したビデオを通じて、説明されました。

JVC活動地での住民とJVCの活動を説明するビデオ上映JVC活動地での住民とJVCの活動を説明するビデオ上映
JVCスタッフからの挨拶と説明JVCスタッフからの挨拶と説明

戦闘地になっている地域住民の皆さんにも発言をしてもらいました。現状を嘆いた非常に感情的な発言もあり、胸が痛くなりました。また自分たちの地域での住民の結束がないことからこうした状況になっているのだという声もあり、JVCが進めている平和と非暴力の学び合いの活動や、教育の活動、地域での取り組みについて、自分たちの地域でも見習うべきだという声も上がりました。

参加者からの発表参加者からの発表
参加者によるグループワーク!参加者によるグループワーク!

このワークショップの詳しい報告はまた別途、発信していければと思います。

JVCの活動地では住民とのこれまでの協働の力もあり、現在、比較的穏やかな状況を保つことができています。他の地域に活動を伝え、参加してくれる村を募っていくことで今後、こうした新たな地域とも連携しながら、活動を広げ進めていくことを予定しています。

止まらない紛争に日々苦しむアフガンの人々が安心して暮らすことができるように、「平和・非暴力の学び合い」の活動「平和・非暴力の学び合い」の活動、応援よろしくお願いいたします!

残念ながら活動の資金が不足しています。ぜひご支援をお願いいたします!

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