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第八回 教育担当、アジマルさん

2015年度アフガニスタン事業インターン 竹村 謙一
2015年10月 7日 更新
ポーズを取るアジマルさんポーズを取るアジマルさん

私は29才、ジャララバードで生まれました。私の家は、祖父・祖母・伯父・叔母などと暮らす大家族でした。父は兵士です。私が7年生から12年生※注(1)の頃はタリバン政権の時代でした。生徒たちはターバン姿の制服を着ていました。先生は厳しく、少しでも怠けたり欠席したりすると体罰を受けました。授業は整備されておらず、学校によって大きな差があったようです。それでも男の子は学校に行けるだけましでした。女の子は学校に行くことが禁じられていたのです。その頃、父は無職で家にいました。家で父から多くのことを学びました。

やがてタリバン政権も終わり、私は大学を卒業してからパキスタンで勉強を続け、DBA・BBA(ビジネス管理)、DEL(英語資格)、MOUSE(マイクロソフト・オフィス・ユーザー・スペシャリスト)など様々な資格を取りました。その後アフガニスタンに帰還し、4年前に従姉妹と結婚し、娘が一人生まれました。娘の名前はアシヤ(Asiya)と言います。「貧しい人を助ける人」という意味です。私たちは今でも両親や兄弟、その家族などといっしょに総勢12人の大家族で暮らしています。(※インタビューのあと、この9月には第二子・男の子が生まれました!)

私は2009年からJVCで教育部門担当として働いています。趣味は読書や、(ネットで)面白い画像を探すこと、そしてボディビルディングです。子どもや友だちと遊ぶことも趣味と言えるかもしれませんね。好きな食べ物はミートボールとファストフード(!)です。

普段は朝早く起きてお祈りをし、少し運動してから朝ごはんを食べて事務所に向かいます。一番楽しい瞬間は、支援活動を行う現場で一緒に活動する人々と話をする時。一番厳しいと感じるのは、治安が悪いことで活動が滞ることです。(※彼は反政府勢力と政府軍との攻防が突然始まった現場に居合わせてしまい、なんとか難を逃れたという経験があります。)

日本のみなさん、アフガニスタンへの絶えることのない愛情、そして厳しい状況にいるアフガニスタンの人々に暖かい肩を貸していただき、本当にありがとうございます。心よりお礼申し上げます。あなた方の援助によって、いつかアフガニスタンが平和な国となりますように。

子どもに人気のアジマルさん子どもに人気のアジマルさん
アジマルさん、教えて!アジマルさん、教えて!

※注(1)アフガニスタンの学校制度は日本と同じ6-3-3制ですが、学年は全体を通して数えるので、12年生まであります。