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2013年9月10日

JVC現地スタッフ活躍!
ー首都カブールでの平和に関する全国会合に東部の市民社会代表者として発言ー

2013年度アフガニスタンインターン 曽根 啓太
2013年9月10日 更新
報告をするサビルラさん1報告をするサビルラさん1

アフガニスタンは今、2014年の外国軍完全撤退に向けた移行期にあります。こうした中、この移行期と和平プロセスにおけるアフガニスタンの伝統的なリーダーの役割について話し合う全国的な会合が7月6日―7日、カブールにて開催されました。JVC現地スタッフのサビルラさんは主催者から選ばれて、この会合に参加することになりました。

この会合を主催したRSSAOという団体(アフガニスタンの組織のための復興と社会サービス"Reconstruction & Social Services for Afghanistan Organization")は、2005年に設立されたアフガニスタンの市民社会組織(CSO)で、政策提言、選挙や民主化、平和構築や紛争解決、腐敗対策やグッドガバナンス、人権・社会保障や司法へのアクセスのために活動しています。

RSSAOは今回の全国会合の前に、カブール、ナンガルハール、ヘラート、カンダハール、マザリシャリフで地方会合を開催しており、各地方出席者から計120名前後の参加者が出席し、そのなかで選ばれた代表者が発言を行いました。

メディア取材の様子メディア取材の様子

参加者には、伝統的なリーダー、ウラマー(宗教指導者)、市民社会組織(CSO)のメンバー、NGO、そしてその他の政府関係者などが含まれています。また、アシュラフ・ガニ・アフマドザイ・アフガニスタン移行期調整ミッション議長、モハンマド・マソム・スタナグザイ高等平和協議会長官(顧問大臣)を始めとする政府関係者が含まれており、メディアからも注目をあびました。

全国会合の成果物として、出席者の中から、五つの地域ごとに二名ずつの代表を選出した上で委員会を結成し、最終報告がまとめられ、アフガニスタン国軍を除く全ての武装集団の解散と武装解除をさせるべきである旨、採択されました。

報告をするサビルラさん2報告をするサビルラさん2

サビルラさんは、地方、全国会合を通じて、急ごしらえで作られているアフガニスタン地方警察(ALP: Afghan Local Police)が起こしている多くの事件について訴え、多くの参加者から賛同を得ると同時に、政府高官とメディアからも注目されました。なかでも、モハンマド・マソム・スタナグザイ高等平和委員会長官(顧問大臣)とは、近く移行期と和平プロセスについて話し合う予定です。

今後もJVC現地スタッフによる現場での政策提言活動の動向に注視していきたいですね。