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アフガンスタッフ島田市に行く

アフガニスタン事業担当 加藤 真希
2013年3月26日 更新

先月の話になりますが、現地・アフガニスタンのジャララバード事務所からスタッフ三名が来日した際に、静岡県に拠点を置くアフガニスタン支援NGO「カレーズの会」を訪問してきました。カレーズの会も医療や教育の支援を通して日本とアフガニスタンに平和の橋を築くための活動をされており、JVCアフガニスタンの事業とも活動内容や理念に共通するところが多くあります。

理事長のレシャード・カレッドさんはアフガニスタン出身の医師で、現在は静岡県島田市にある「レシャード医院」で地域の人たちを診る傍ら、NGOカレーズの会や、ほかの福祉施設の理事なども務めていらっしゃいます。そんな多忙なスケジュールの中、私たちJVCのスタッフ訪問を快く承諾していただき、自らレシャード医院や市内の医療・介護施設を案内していただきました。

レシャード医院にて、レシャード医師(右)から診療所の仕組みについて説明を受けるJVCスタッフレシャード医院にて、レシャード医師(右)から診療所の仕組みについて説明を受けるJVCスタッフ

今回来日した3人のスタッフのうち2人は医師なので、各施設の設備や運営について視察することができ、特に有益な経験となりました。レシャード医師も彼らの母国語"パシュトゥ語"を話すので、ひときわリラックスして嬉しそうに見えました。

カレーズの会の皆様には大変お世話になり、特に東京で会議漬けの一週間を過ごした後ということもあり本当に楽しく、有意義な訪問となりました。このJVCスタッフの訪問については、カレーズの会のHPでも紹介してくださっています。 

また、レシャード医師が私たちを案内するため各施設を訪れる度に、そこにいる人々に「レシャード先生!」と心からの笑顔で迎えられるのを見て、人々に受け入れられ、信頼される地域医療の大切さも改めて感じたのではないでしょうか。

JVCは現在、ナンガルハール県・シェワ郡において診療所を運営すると同時に、より地域の中、村の中に入っていて、村人たち自身による保健グループ(保健委員会)を作ったり、母親教室を実施したりと主体的な地域保健の改善に注力しています。

今回の来日に際し、3人は「JVCの東京スタッフやインターン・ボランティアの皆さんと直に交流することができ、志を共にする他の団体の皆さんに温かく迎えられ、本当に励まされた」とコメントしていました。今後もますますアフガニスタンの人々とともに暮らしを守る活動に励みたいと思います。

美しいお茶畑を一面に臨む高台にて記念撮影をする3人美しいお茶畑を一面に臨む高台にて記念撮影をする3人