会計担当イサヌラさんの話。
JVCアフガニスタンの事業には大きく分けて医療と教育があると前回の出張報告でご紹介しました。診療所を運営しているため、警備員や運転手さんを合わせると、JVCの各国事業の中でも一番スタッフ数が多く、今年度は現地だけで実に32人ものスタッフがいるのです!
今回はその中でも、お医者さんでもなく、教育担当でもない「会計」担当のイサヌラさんについて、ご紹介。私も日本側で会計の担当をしているため、必然的に彼とのやり取りが一番頻繁になります。普段東京にいる私は、会計関係の確認をするためにジャララバード事務所にいるイサヌラさんと主にEメールで書類を送り合ったり、週に何度かスカイプで話したりしながら業務しています。お互い英語のネイティブスピーカーでないこともあり、数字を正確に確認するのは結構一苦労ですが、会計ソフトを使いこなす彼はとっても頼りになります。
イサヌラさんは現JVCスタッフの中では一番の若手で、なんと90年代生まれです(!)。実はアフガニスタンの国籍を持つものの生まれはパキスタンで、家族も今はパキスタンに住んでいるので、パキスタンのアイデンティティも持つようです。
イサヌラさんについて私が注目しているのはこの二面性。9月の出張時にアフガニスタンで出会ったとき、イサヌラさんは典型的なアフガン服を着ていて、その時は初めて顔を合わせたということもあり、少しシャイでおとなしい印象を受けました。
しかし、今回の出張はアフガニスタンに入ることができずパキスタンのイスラマバードに変更になったためそこで現地スタッフと合流しましたが、イサヌラさんの服装は随分と様子が違いました。日本人が見ても特に違和感のない、いわゆる「今どきの若者」風(なのかしら?)。ジャララバードのオフィスで勤務中は伝統的な現地服を着ていても、イスラマバードでは、Tシャツにサングラス、なんてこともあるようです。
そういえば、アフガニスタンでは男性の特徴である、ひげも生やしていません。これは同じイスラム圏でも、ジャララバード(アフガニスタン)とイスラマバード(パキスタン)ではその濃さが違うことの表れで、その二つの文化に生きる彼はその場所に適した格好をしているのでしょう。
今回の出張の大きな目的の一つは特に次年度の予算組みでもあったため、会計担当のイサヌラさんも大活躍してくれました。だんだん打ち解けてきたのもありますが、今回の滞在中、イサヌラさんはもっと積極的で明るく、たくさん笑う場面もあり、前回とはちょっぴり違った一面が見られました。
ちなみに...。滞在最終日、イスラマバードを去るときに彼が来ていた服は、アフガン服と今どきの若者風服の組み合わせ!白いアフガンの服に、カジュアルなベストを着ています(写真)。こういうのもありなんですね~。私も同じ若者として、スタッフのファッション事情にもぜひ注目していきたいと思います。