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アフガニスタン大統領選挙 -アフガン人の本気、国際社会の茶番- (1)

JVCアフガニスタン現地代表 谷山 博史
2004年12月 2日 更新

1. 嘘に嘘を重ねる

11月3日大統領選挙の結果が発表された。カルザイ現移行政権大統領が55.4%の得票率を得て再任が決定した。次選のカヌーニ前教育大臣は16.4%で40%の開きがある。カルザイの圧勝である。トップが過半数を得票したために、決戦投票の必要はなくなった。

今回の選挙はタリバンやアル・カイーダの妨害が予想されていたために厳戒態勢のもとで行われた。また、選挙登録では少なく見積もっても100万人以上の重複登録が行われた事実が確認されていた上、投票日には軍閥や地方の武装したボスによる不正行為も懸念されていた。にも関わらず、投票日は深刻な治安上の問題もなく、一部不正はあったものの、結果を大きく左右するものではなく、選挙は成功だったと言われている。

確かにアフガン人がこの選挙で示した熱意と勇気には並々ならぬものがあった。選挙当日ペシャワールで投票を見学(*1)し、スタッフからジャララバードでの報告を受けた私は、アフガンの人たちの自分も国を作っていく過程に参加しているのだという熱気が伝わり心に熱いものがこみ上げてきた。しかしアフガン人が生命の危険まで犯して選挙にかけた本気に比べて、選挙をお膳立てした国際社会の茶番には目にあまるものがある。

(*1)パキスタン及びイラン国内に難民として逃れている人々のために、それぞれの国内でも投票できる仕組みになっていた。パキスタンでは、登録した場所でしか投票できない仕組みが採用された。

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