アフガニスタンの調査報告(Survey of the Afghan People)から、今回は『女性』の分野を抜粋翻訳し、以下まとめました。
「女性の教育への強い支持はあるものの、政治参加と労働に関する見解はさまざまです。」
タリバンが追放されて以来、アフガニスタンの女性たちの生活は大幅に向上しました。多くのアフガニスタン人(70%)は、女性が家の外で働くことを許されるべきであるという点に同意し、大多数(84%)は女性が教育において男性と同じ機会を持つべきであると答えています。2018年、アフガニスタンの女性が直面している最大の問題として回答者の半数近く(46%)が、「非識字」と「教育機会の欠如」を挙げました。バード(*追記:家族間紛争の補償として相手側の家族に娘を譲渡すること)とバダル(*追記:家族間の花嫁交換)という慣習に対する支持のレベルは低下し続けており、大統領以外のリーダー的ポジションに女性が就くことへの支持は微増しています。
アフガニスタンにおける女性の権利を向上させるための政府の努力にもかかわらず、女性は深刻な課題に直面し続けています。殺人、殴打、切断、酸による攻撃など、女性に対する暴力は、依然として広まっています。特にタリバンの支配下にある地域では、女性省がこの一年間で女性に対する暴力が増加したと報告しています。若い女性の識字率は若い男性の57%に過ぎず、女児の児童婚は依然として広範に及んでいます。
調査では、毎年、地域の女性が直面する最大の問題は何であるかということについて尋ねています。
回答が多い順に以下の通り。
- 非識字と教育の機会の欠如(45.7%)
- 女性の社会参加と司法へのアクセスの制限(31.1%)
- 雇用機会の欠如(25.6%)
- 女性に対する暴力 - 主に家庭内暴力(19.3%)
- 公共サービスやインフラ不足 (14.8%)
年齢層による違いは比較的少ないですが、55歳以上のアフガニスタン人と比べると、若い年齢のアフガニスタン人は、"雇用機会の欠如"より"暴力"や"権利の欠如"を挙げやすいという傾向があります。
・女性が直面している最大の問題

