7月6日、ピアニストのウォン・ウィンツァンさんをお招きし、新宿御苑にあるマエストローラ音楽院で福島県・南相馬事業の支援コンサート「瞑想のピアニスト ウォン・ウィンツァンコンサート ~福島を想う七夕の旋律~」が開かれました。一日を通して約80人の方が来場。ウォン・ウィンツァンさんの透き通るような音色を通して、震災・津波・原発事故から3年が過ぎた福島に思いを馳せました。
コンサートにあわせて、JVCの南相馬での協力団体「NPO法人 つながっぺ南相馬」の事務局長兼副理事長の藤和子さんも駆けつけてくださいました。ご自身も原発に近い南相馬市内小高区から避難されている藤さんは、仮設住宅でのサロン活動のよ様子や自身の故郷の様子について報告され、集まった方々も熱心に耳を傾けていました。
ウォンさん自身も、震災以降に2度南相馬を訪れています。ウォンさんは藤さんの報告を受け、「南相馬市では昨年度14人の方が仮設住宅などで孤独死されました。そういう地域で頑張っているつながっぺ南相馬やJVCの支援をお願いします」と話しました。ウォンさんは「ふるさと」や「運命と絆(NHKスペシャル「家族の肖像テーマ」などを演奏。
癒しの旋律に、涙を流す方もいらっしゃいました。
今回のコンサートの収益金とCDの売りあげの一部はマエストローラ音楽院を運営する「株式会社きのした」を通してJVCの南相馬事業に寄付されます。