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【59】3月17日:ご支援、ありがとうございます

震災支援担当 楢崎 知行
2012年4月12日 更新

「つながっぺ南相馬」が、最初にサロン活動を始めた西町第一(1)(3)仮設住宅の集会室で、輪投げ大会を開きました。つながっぺの今野さんによると、輪投げ大会は、小高区民にもっとも親しまれたゲームだそうです。

西町で輪投げ大会を開催することを聞きつけた、二番目に活動を開始した寺内塚合仮設住宅からも、開催希望の声が上がり、4月早々には開催の予定です。

輪投げを楽しむ皆さん輪投げを楽しむ皆さん

輪投げ大会は30人が参加、6チームに分かれて総当りの団体戦です。輪投げの的は9つあり、それぞれ点数が違います。どこかに入るか入らないか、偶然の要素も大きく、上手い人がいつも高得点とは限らないのが、人気の秘密のようです。

私は南相馬での活動に一段落をつけ、今後はときどき南相馬を訪問する形になります。というわけで、輪投げ大会への参加が、活動の締めくくりになりました。賑やかな輪投げ大会を途中で抜け出し、近くの駅に向かいました。サロン活動は限界もありますが、すくなくても来室する入居者には、確実に喜ばれています。JVCは新年度、この活動を最初に始めたNPO「やっぺ南相馬」への支援も開始し、サロン活動の充実と、開催場所の増加を図ります。

帰京の普通のルートは、南相馬からバスで福島市に出、そこから新幹線で東京に向かいますが、バスの本数が少なく自由が利きません。東京で夕方に一時間ほど人と合うために、大回りで帰ることにしました。南相馬市と相馬市の間だけ復旧している常磐線で相馬駅に向かい、相馬駅から代行バスで亘理へ、そこからふたたび常盤線などで仙台に向かうルートです。

常磐線は南相馬の南は第一原発事故で、北は新地町での甚大な津波被害のため、復旧はしばらく見込めません。また東京から、常盤高速道を経由して一般道で至る道の復旧も大変です。発災から一年経っても、南相馬は陸の孤島状態が続いています。皆様の支援に感謝すると同時に、継続をお願いする次第です。

ありがとうございます。