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【54】2月20日:高濃度の放射性物質

震災支援担当 楢崎 知行
2012年3月29日 更新

南相馬市の市民グループ「福島の命と未来を放射能から守る会」らが記者会見して、原町区で1キログラムあたり100万ベクレルを超える物質を発見したと発表しました。市民グループは桜井勝延市長に、政府に対して、くわしく調査して安全策を講じるよう要望することを求める要請書を提出しました。

コンクリートの駐車場の凹みなどにたまっていた、黒く軽い藻類などを、昨年12月に採取し、神戸大学大学院の山内知也教授に精密に測定してもらったところ、1キログラムあたり109万ベクレルのセシウム134と137が計測されたということです。物質の絶対量は多くなく、空間放射線量への影響は少なく外部被ばくの問題はあまりないようですが、軽いため舞い上がって口に入り、内部被ばくを恐れていました。

アマチュア集団の採取、研究のため、不確かなところがあり、いたずらに不安を煽るのは控えるべきだが、危険性が指摘されているのを無視するのもまずいと、スタッフで相談して、放送することにしました。