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【48】1月23日:気持ちを振り回される南相馬の人たち

震災支援担当 楢崎 知行
2012年2月23日 更新

津波で自宅がなくなったにもかかわらず、仮設住宅で活動するMさんは、勝気で健気で、頼りになる女性です。ふだんは明るいMさんが、今日は暗い顔をしていました。中学3年生の長女が、福島に支援に入っているグループに、内部被ばくの有無を調べる尿検査をしてもらったところ、高い数値が出たといいます。事情があって、南相馬市で行なっているホールボデイ・カウンターでの内部ひばくの検査の順番が回って来るには時間があるそうです。

大震災の当日、自宅にいた長女を車に乗せて避難したのですが、「最近は髪も抜けているようだし、娘がガンになって、津波の時、助けてくれなかったほうがよかったのに、と言われたらどうしよう」と言うまで、弱気になっていました。

後日、ホールボデイ・カウンターの検査で心配がないこと、抜け毛も気のせいだったことが分かり、本人も私たちもホッとしたのですが、善意の尿検査も、きちんとした説明やフォローがなければ、不安を大きくする結果になりかねません。それほど、南相馬の人たちは、ナーバスになっているのです。