南相馬市は職員などを対象に、除染の実証実験を原町区の石神第二幼稚園で行ないました。東京大学アイソトープ総合センターの児玉龍彦センター長らに、教育委員会の職員を中心に、今後、市内の除染作業にあたる職員が、除染のやり方などの指導を受けました。南相馬市は8月、9月を市内除染強化月間として位置付けていますが、その皮切りの行事です。
子どもがじかに触れるところの洗浄や、特に線量の高い土、屋根にたまったほこりなどを除去するなどの、緊急除染を行ないました。 指導にあたった児玉さんによると、汚染作業は、まず緊急除染を行い、その後、土を大幅に削りとるなど、業者が本格的な除染を行ないます。市内の幼稚園、保育園、小中学校などは、目標どおり8月中に緊急除染を実行することが可能で、市内全域の本格除染は一、二年かけて行なうそうです。