「一千有余年の歴史を誇る、国の重要無形文化財、相馬野馬追」が始まりました。原発事故のため、大幅に縮小されましたが、相馬市、鹿島区では、ほぼ例年通りの行事が行われました。南相馬市での今年のメイン・イベントは、鹿島区に住む副大将が、相馬市から南下する総大将を迎える儀式と、その後の「お行列」です。多分に、観光気分で取材しました。
総大将の消息を確かめるための伝令の乗った馬が、アスファルトの上を、蹄鉄を激しく鳴らしながら走ると、大きな拍手が湧き起こりました。馬体の大きなサラブレッドを見事に操ります。
会場には馬のいななきが響き、出場者の怒号も飛び交い、儀式は勇壮な雰囲気の中で行われました。お行列は例年の5分の1くらいの約80騎の出場でしたが、それでも立派なものでした。出場する人は、野馬追のためだけに馬を飼い続けるというのですから、驚きです。野馬追の写真は、FM放送のHPに掲載していますので、興味のある方は、ご覧ください。