市の南西部にある馬事公苑にある、津波による写真、位牌、ランドセルなどの遺失物の展示場の関係者からメールがありました。遺失物を展示していることを広報してほしいとの依頼でした。毎日のように放送しているので、HPの今日の南相馬のページで紹介することにしました。ここは小高区の遺失物を中心に展示しています。小高区の人が見に行くと、必ず知った顔の写真が数枚は見つかるにも関わらず、余り訪れる人がいないといいます。こういう依頼が入るのは、FM放送の認知が、少しずつ広がっているということなので、嬉しく感じました。
津波で流され、泥だけになったものを、ボランティアらが洗い清めた写真は、サンドペーパーでこすったような傷が付いたものもあり、津波の記憶を生々しく思い出させます。
メールを下さった馬事公苑の管理人さんによると、馬事公苑には警戒地域へ一時帰宅する人のスクリーニングなどをするため自衛隊が滞在していたとのこと。彼らは比較的時間に余裕があり、指揮官が園芸好きだったので、公苑の雑草の刈り払い、花壇づくりなどをやってくれたとか...。