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【32】7月17日:復旧か復興か

震災支援担当 楢崎 知行
2011年7月31日 更新
第2回南相馬市復興会議第2回南相馬市復興会議

第2回南相馬市復興会議が開かれました。事務局から復興ビジョンの基本理念案などが出されました。委員からは、復旧のために急いで対応すべき問題があるという意見が、多く出ました。

基本理念案では、スローガンとしては「心のふるさと、南相馬に生きる」が提案されました。そのもとで、次の三つの基本方針を掲げています。「すべての市民が帰郷し、地域の絆で結ばれたまちの再生」「逆境を飛躍に変える 創造と活力ある経済復興」「原子力災害を克服し、災害に強い安全・安心のまちづくり」です。

委員が指摘した、急いで対応すべき問題とは、子どもを含めた市民が安心して帰ってくることができる南相馬市にすることです。そのための主な課題としては、「学校、通学路などの広い範囲の除染」、「食料、井戸水などの放射線量を計る装置の導入」と、「生活情報のきめこまかな公開と、広報の徹底」などが、上がりました。土地利用計画の早期立案を求める意見もありました。

委員会は2時間の予定を3時間に伸ばして議論され、傍聴の市民も30人を超える盛況でした。