南相馬市主催の慰霊祭がありました。遺族の出席は2人までと制限されても、市の文化会館の大ホールが、すべて遺族で埋まりました。一般市民はロビーで記帳し、別室で館内放送を聞きました。昨日は、復興市民会議の第一回会議が開かれ、一応一区切りですが、復興よりもまだ復旧という声が多いのも事実です。
この一区切りの日、JVCの東京事務所のメンバーが群馬県東吾妻町の避難所にパソコンを持ち込みました。サイマルラジオを通じた放送のデモのためです。避難者は午後1時の放送から聴き始めました。午後6時の放送では、放送を聞いた避難者の声を録音して放送し、リクエストの民謡「相馬二遍返し」もかけました。避難所の方にも、聞いてもらうというのも、当初からの目標でしたが、一区切りの日に実現しました。東吾妻での最初の放送に、慰霊祭のニュースが入ったということには、ある種の感懐がありました。