新潟県の小千谷市、三条市など五つの市町村に避難していた、12世帯19人の方が、市のチャーターした観光バスで、南相馬市に帰ってきました。市は、市がチャーターしたバスで避難した人は、市が迎えにいく方針です。
19人のうち約半分は自宅などへの帰宅で、約半分は仮設住宅に入居しました。仮設住宅に入る人のなかに、三条市に避難していた原町区の、97歳のお母さんと62歳の娘さんの二人がいました。二人は「三条の人に本当に良くしてもらった。仮設が入れて嬉しいけれど、避難していた三条市の避難所には、たくさんの人がいた。私たちだけ帰ってきて、心苦しい。みんなで一緒に帰りたかった」と、異口同音に話していました。
二人が仮設住宅に着くと、二人の可愛いひ孫を始め、子どもや孫が迎えに来ていました。三ヶ月の長い避難所生活で、荷物もかなり増えていました。
二人が避難していた新潟県の三条市には、現在も四つの施設に約240人の方が避難。全市では約3万人の人が避難しています。