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【21】6月15日:図書館が再開できない理由

震災支援担当 楢崎 知行
2011年6月29日 更新

図書館を再開してほしいという要望がメールで伝えられました。図書館を管理する教育委員会にたずねると、施設的には問題はないが、図書館の職員をすべて、本庁舎での災害対策の仕事に充てているため開けていないが、再開を検討中とのことでした。政府の緊急雇用政策が浸透すると、再開されることになるでしょう。

東北電力が避難者の電気料金を免除しているが、分かりにくい、という声も届きました。取材してみると、警戒地域、計画的避難地域、緊急時避難準備地域(屋内退避地域)に限り、避難した期間の、避難元の電気料金を免除しているようです。窓口のやり取りを聞いていると、基本料金や留守でも使ってしまう電力よりも、多めに免除しているようでした。

ただし、免除は自己申告制で、宣伝にさほど乗り気でなそうなこと、南相馬市でも、圏外の鹿島区の住民は、避難しても免除しないことなど、首をかしげる点もありました。

発表になった、6月11日現在の、南相馬市民の避難状況は、次の通りです。

市内に住んでいる人 32,696人

市外に避難している人 29,309人(県内10,785人)

所在が分からない人、 5,476人