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【4】5月15日:関心の高い放送内容は

震災支援担当 楢崎 知行
2011年5月29日 更新

南相馬のFM放送のメニューは、

  1. 市内の26カ所の環境放射線量のモニタリング調査結果
  2. 商工会議所からのお知らせ
  3. 福島県弁護士会の法律相談所開設
  4. 避難地域への一時立ち入りの申請の仕方
  5. 生活小口資金の貸付法
  6. 罹災証明書の発行方法
  7. 市民会館のチケット払い戻し
  8. 津波流出物の返還のための公開
  9. ごみの搬入法
  10. 災害ボラセンから募集
  11. 義援金の申し込み法
  12. 自主的避難者の市への安否確認の要請

...といった感じです。

この放送が市民にとってより有益で魅力的な放送になるよう、私は原稿の作成や取材をお手伝いしています。

今聴取者に1番関心があるのは、1の「モニタリング調査」ということです。全国紙などでは、南相馬市は0.5マイクロシーベルト毎時(以下単位省略)程度のことが多いのでが、ばらつきが大きく、山側(西側)では地上1メートルで4、地上1センチで5を超えている地点もある。これは計画的避難区域にされた飯館村の中心部より高いのです(飯館には10を超す地点もあるという)。「自分の住むところは?」と、不安に思うのは当然ですが、測量計が一つだけで、市民の要望に応え切れていないようです。

値の高いところを車で回ったのですが、美しい農村風景が広がっていました。助手席に乗った方は「相馬は、夏は涼しく冬は暖かい。海岸、田園、丘陵と三つの要素が不足なく揃い、本当に住みやすいところ。原発事故が憎い」と話してくれました。

私の行くまで、放送局は市民からの意見・要望は、ファクスで募集していました。最近は放送局での情報収集のE-mailが主流なので、アドレスを取ることにしました。放送局内に使われてないパソコンがありましたので、市役所内の担当者にインターネットに接続できるように調整してもらい、アドレスを決めました。msfm795@yahoo.co.jpです。早速、放送で投稿を呼びかけました。一歩一歩ですがリスナーの認知度を高めていければと考えています。