\n"; ?> JVC - 旧浦島小学校の清掃活動を実施 - 気仙沼支援活動レポート
2013年9月17日

旧浦島小学校の清掃活動を実施

震災支援担当 石原 靖士
2013年9月17日 更新

9月16日、浦島地区振興会主催による旧浦島小学校の清掃活動が行われました。

清掃活動前の打合せの様子清掃活動前の打合せの様子

JVCは浦島地区振興会の幹部とともに事前の準備を進め、清掃活動の当日は、県外からのボランティア6名を受入れ、清掃活動に協力しました。台風の影響による悪天候のなか、清掃活動には地区住民や震災で家屋を失い、他地区の応急仮設住宅などで暮らす住民の方、JVCスタッフ、インターン、ボランティアの方々など総勢約60名が参加しました。

汗を流しながら清掃活動を行う住民汗を流しながら清掃活動を行う住民

今年3月に閉校してから5ヶ月が経過し、校舎の中はクモの巣や虫の死骸などで汚れていました。参加者は手分けをして思い出が詰まった校舎(職員室、校長室、会議室、資料室、トイレなど)を念入りに掃除しました。
ある住民の方は古い写真を整理しながら「懐かしい、これは俺がPTAの役員をしていた時の写真だなぁ」と、当時の浦島小学校の様子を懐かしそうに話していました。

体育館で行われた昼食会の様子体育館で行われた昼食会の様子

清掃活動後には体育館で昼食会が開催され、参加者の方たちはそれぞれに近況などを報告しながら、地区のお母さん方が作ってくれた郷土料理のメカカレー(メカジキ入りのカレー)や夕顔の炒め物、ワカメの酢の物を頂きました。

住民の方々から震災当時の様子を伺うボランティアの皆さん住民の方々から震災当時の様子を伺うボランティアの皆さん

昼食会の後、数名の住民とボランティアの方々との交流の機会が設けられ、住民の方々が震災当時の様子や浦島地区についてのお話を聞かせてくれました。住民の方々は旧浦島小学校が避難所になっていた時の様子や自分が津波にのまれそうになった体験などを冗談交じりに語ってくれ、「ようやく、笑いながら(体験談を)話せるようになった」と現在の心境を話してくれました。
また、ある住民の方は「自分たちだけだと気持ちが沈んでしまう。外部の人に来てもらえると励みになる」「ぜひ、復興した後にもう一度(気仙沼を)見に来てほしい」と話していました。

JVCは今後も浦島地区振興会の活動をサポートしていくと同時に、外部の方々に現地に足を運んで頂く機会や外部の方々と住民の方々が交流する機会を積極的に創っていきます。