JVCは昨年3月から行ってきた「気仙沼市災害ボランティアセンター」に対する側面支援を7月末に終了し、JVC独自の復興支援を展開するべく8月に気仙沼事務所を開設した。以来、「人々に寄り添う」という基本方針のもと地域に密着した活動を継続してきた。我々の活動に対する評価は目に見える形で示すことはできず、また、我々自身もまだまだ満足のいく成果を残したという実感を得てはいない。しかしながら、我々の団体名や活動内容などが地元紙をはじめとしたメディアにたびたび登場するようになったことは、少なからずJVCが地域に浸透しつつあることを示しているのかもしれない。今号では各メディアの記事を通して、我々の活動の一端を伝えていく。
■ 市民とボランティア諸団体との架け橋に
JVCは活動地域の人々との関わりの他に、地元の市民団体や市内で活動する他のボランティア諸団体とも親睦を深めてきた。ボランティア団体を知りたがっている市民。活動をより円滑に進めるべく市民との交流を求める支援団体。JVCはこの両者を結び付ける橋渡し役を務め「市民・ボランティア団体交流ソフトボール大会」の開催を実現した。
■ 健康体操で交流の輪を広げる
JVCが筑波大ボランティアとの協働により仮設住宅で実施してきた健康体操「なかよしラジオたいそう(長谷川聖修教授が考案)」を、支援活動に携わる人々も活用できるようにと講習会を主催した。詳細はこちら。
■ 気仙沼市役所からの招請
JVCの活動は気仙沼市当局からも注目され、地元まちづくり団体等も交えた副市長との座談会への出席を要請された。座談の中でボランティア活動や市民活動を地域に根付かせるためのアドバイスなどを求められた。詳細はこちら。
■ 寄せられる地元の期待
地域に密着した「人々に寄り添う」活動における達成感を、我々は未だ実感できずにいるが、地元紙の記者の目には、JVCが地域に欠かせない存在であるものとして映っているようだ。
■ JVCの活動 ドイツでも
JVCは仮設住宅の住環境改善策の一環として冬対策を実施してきた。住民に対して十分な説明を行い住民と共に施工して行く様子などが、ドイツでも大きく取り上げられている。冬対策に関する詳細はこちら。
地域住民の笑顔が紙面からあふれ出す。それが気仙沼JVCの願いである。