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自分の子どもだと思って...!

南アフリカHIV/エイズプロジェクトマネージャー 冨田 沓子
2015年5月20日 更新
乳児の呼吸蘇生法を練習乳児の呼吸蘇生法を練習

3月23~26日にかけて、チルンザナニHBCの訪問介護ボランティア22名、そしてドロップイン・センター(DIC)のボランティア選抜6名を対象に救急法レベル2の研修を実施しました。

訪問介護ボランティアは昨年11月に救急法レベル1を受講したばかりですが、DICボランティアが受講したのは約2年前。以前に習った呼吸蘇生法(CPR)などを思い出しながらの研修です。

バランスをとって優しく心臓マッサージを練習中バランスをとって優しく心臓マッサージを練習中

その中でも、みんなが苦労したのが乳児に対するCPR。練習用に作られた人形を使うのですが、緊張からか、子どもの抱き上げ方が不自然...。トレーナーも「自分の子どもだと思って!」「そんなふうに抱いたら首が折れる!!」とたじたじ。赤ちゃんには、指2本だけを使って心臓マッサージをしたり、人工呼吸は鼻と口を同時に自分の口でカバーして優しく息を吹き入れるなど、デリケートに扱わなくてはなりません。

それでも、日を追うごとにだんだんと上手になっていくボランティアたち。「家に帰ると『お母さん、今日は何をしてくれるの?』って子どもが習ってきたCPRや包帯の巻き方を試すのを楽しみに待っているのよ」と。家でも率先して練習をした成果もあって、難しいとされる最終テストにもほとんどの人が合格できました。