今回もファッションの話です。11月某日の仕事が終わった後、在宅介護ボランティアのグラディスさんと現地スタッフのドゥドゥが買い物に行くというのでついていきました。ドゥドゥの弟が12月半ばに結婚式を行うので、そのために民族衣装をあつらえるというのです。南アフリカの黒人の間ではもともと9の民族がいて、彼女はズールー人なのですが、今回の結婚式では現在の活動地で暮らすシャンガン人の民族衣装が着たいということで、いつもオシャレなグラディスさんにお願いしたようです。
店内の写真撮影がなんとなくはばかられたのでお見せできないのが残念ですが、お店には普段見る民族衣装のもととなる布やビーズなどがわんさかあって非常にカラフルで美しく、見ていて大変楽しくなります。グラディスさんはドゥドゥの好みを聞いて、赤のストライプの布や黄色のシフォンや縁取りのためのリボンなどをさっさと買っていきます。「赤」と「黄」の布...?日本人の感覚からすると滅多に取り合わせない色合いです。いったいどんな風になるのでしょう。楽しみです。
衣装は私たちの活動村でグラディスさんも暮らすンジャカンジャカ村の女性にお願いをしました。彼女は巷では評判の衣装を作る方のようです。グラディスさんもいつも彼女に作ってもらっているということで、そのセンスは確かに大変見事でますます楽しみです。しかし特に学校で裁縫を学んだわけでもないということ、南アの方はそういう方も結構いらして本当に器用で感心します。
12月1日の週末、ようやく衣装が出来上がりました。早速事務所兼宿に持ち帰ってドゥドゥに着てもらったのが写真のものです。とってもカラフルできれいでよく似合っています!この衣装を着たドゥドゥはきっと結婚式でも花嫁と同じくらい(?)注目を浴びることでしょう。