12月5日現地時間の夕方、元大統領ネルソン・マンデラ氏が亡くなったと発表されました。
ここ数ヵ月は、生命維持装置を着用し自宅で療養。時折、ズマ大統領や元夫人のウィニー・マンデラさんなどから、マンデラ氏の容体が発表され、安定していると言われていたので、突然の死に驚く一方、長引く闘病生活を思うと、ようやく安らかに眠りにつかれたと、安堵の気持ちもあります。ご冥福をお祈りします。
マンデラ氏のジョハネスバーグの自宅前は、死去の発表直後から多くの人が集い、夜中にも関わらず、数百人の一般人、報道陣が集まり、キャンドルを灯すもの、国家を歌うもの、踊り歌うもの、真夜中であるにも関わらず、白人、黒人問わず多くの人であふれていました。
現地の人に聞くと、父親を失ったようと語る人が多く、偉大な活動家、政治家のイメージではなく、その優しい笑顔がいつまでもみんなの記憶に残るのだろうと思うと、彼が南アフリカ人にとってアパルトヘイト運動下、そして終焉後も精神的支柱だったことがうかがわれます。
来年の総選挙、アパルトヘイト終焉20周年を目前にし、彼の死は今後様々な影響を与えることになると思います。今後彼の名前を使うのではなく、彼の目指した平和と自由の意味をどう問い続けていくことができるか、これからが南アフリカ試練のときなのかもしれません。