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1,500家族分の食糧をファルージャ市内、ナザール地区のモスクに配布!

イラク事業担当 原 文次郎
2004年5月18日 更新
壊されたモスク壊されたモスク

ファルージャ救援の第2弾が進みはじめています。食糧配給プロジェクトでは、第1弾と同じく、イタリアのNGOであるInterSOSの協力を得ています。このNGOは、昨年からファルージャ近郊での活動を進めていて地域の理解を得ており、また、市内にイラク人ローカルスタッフも住んでいます。今回は、軍事衝突が終わり避難民のファルージャ市内への帰還が進む実情に合わせて、支援対象をファルージャ市内に戻った元避難民としています。

民家も攻撃された民家も攻撃された

5月8日から9日の2日間には、ファルージャ市内、ナザール地区のモスク3箇所に対して1,500家族分の食糧キットを搬入しました。1キット(1家族分に相当)の内訳は、鶏肉3缶、チーズ4箱、ビスケット2パック、パン10個、卵10個です。パンは、最初の計画ではファルージャ市外のバグダッドで調達した固いフランスパンの予定でしたが、ファルージャ市内で焼いたやわらかいイラク式のパンを配布することができる様になりました。しかも、想定していた値段より安く仕入れることが可能になったので、配布先を増やすことができました。当初は1,193家族への配布が計画されていましたが、1,850家族への配布が見込まれています。

今回のモスクへの搬入に際しては、ファルージャの住民を中心にして新しくできたイラク人のボランティア組織のファルージャ救援協会(Fallujah Aid Association)のメンバーの助けを得ています。InterSOSのローカルスタッフも、このボランティア組織のスタッフを兼ねています。

支援物資を配布支援物資を配布

モスクへの搬入はまだ作業の始まりに過ぎません。ファルージャ救援協会のメンバーが、モスクに届いた荷物を解いて、最終的に支援を必要としている各家族へ配布するためのキットを作り、そして配布する作業を続けて行きます。この荷物の納入と配布作業を見守るためにファルージャ入りしたNGOのローカルスタッフからは、軍事衝突の結果で壊されたモスクや一般家庭の模様も写真で報告を受けています。住宅の破壊の全体像は、同じNGOが進めている調査の結果を待たなくてはいけませんが、部分的に強い熱量で燃焼する型の爆弾が使われたと思われ、ガラスのビンの溶けた様子が報告されています。

ファルージャでは、軍事衝突による直接の傷病などの被害の手当てに必要な緊急支援は行き届きつつあります。しかし、生活に必要な水や電気などの供給が絶たれている地域が多く、これらを復旧して生活を立て直すには時間がかかることが見込まれています。